平等院鳳凰堂




一般公開が再開され1周間、平日にもかかわらず、
カメラ片手の中高年や外国人拝観客の想像以上の多さに驚きました。

十円玉の鳳凰堂や1万円札の鳳凰像で有名ですが、
あまり興味もなかった修学旅行時代とは違い、

歴史的建造物や仏像に興味を持つ今は
阿字池対岸から見る鳳凰堂の美しさと存在感
言葉もない位、感動する瞬間でした。

記事の主な内容

  • 平等院の歴史
  • 平等院鳳凰堂
  • 鳳凰堂修理の概要
  • 鳳凰堂(阿弥陀堂)中堂内部拝観
  • 平等院鳳凰堂の見どころ
  • 平等院鳳凰堂へのアクセス方法

平等院の歴史

千年前の平安時代に嵯峨天皇の子供、源融の別邸として建てられ
後に藤原道長が所有し、子の頼通に譲り、頼通が寺としたのが平等院
平等院に阿弥陀堂として建立したのが平等院鳳凰堂です。

平等院鳳凰堂

正式名称は平等院阿弥陀堂で、建物が翼を広げた霊鳥、
鳳凰に似ている事や、屋根に設置された一対の鳳凰像で、
江戸時代から鳳凰堂と呼ばれる様になりました。

中堂と左右の翼廊、後方の尾廊からなる鳳凰堂は、
西方にある極楽浄土の姿を建物の形で表し、
東向きに建てられています。

阿字池対岸から中堂正面の格子戸越しに
阿弥陀如来坐像が拝観できます。

拝観料

平等院境内入場券

平等院境内入場券 600円

平等院鳳凰堂内部拝観料 300円

平等院境内入場券で鳳凰堂内部以外の拝観ができます。

鳳凰堂修理の概要

56年ぶりの大規模修理では、主に鳳凰堂の外部が中心です。

総檜造りの鳳凰堂の柱、扉、垂木等の木部は丹土(につち)
と呼ばれる赤褐色で光沢を抑えた塗料が塗られています。

御所の白木造りに遠慮して使用されたと言われる
紅がらの顔料に似た色合いです。

金色塗り鳳凰像

屋根瓦の葺き替えには、光沢を抑えた古色仕上の瓦を使用
中堂屋根上両端の鳳凰や金具部分は金色塗りです。

尚、後方の尾廊部分は現在も修理中でした。

鳳凰堂内部は現況状態のままです。チョット残念でした!

撮影可能な外観が主で撮影が禁止されている中堂内や
国宝類は現況状態ですが、阿弥陀如来坐像は平成16年から
修理事業が進められています。

鳳凰堂(阿弥陀堂)中堂内部拝観

鳳凰堂(阿弥陀堂)中堂

鳳凰堂、本尊の阿弥陀如来坐像、 中堂内の飾り(荘厳)全てが国宝です。

内部拝観は人数制限(1回50人)のある、
入場時間指定(20分間隔)の拝観券を購入して拝観します。

2名の係員のガイド(監視)付きで拝観出来ますが、
土足厳禁、手で触れたり、写真撮影は禁止されています。

平橋を渡り、北側翼廊内で靴を脱ぎます。

以後、歩行可能部分にミザラが置かれ他の部分は
竹のバリケードがあり、拝観部分と区別されています。

中堂の扉部分の入り口は20センチほどの段差があり、
杖をついた高齢者や足腰の弱った中高年拝観者が多いので
無意識に柱部分に触れてしまいます。

それでも注意されますが、拝観料を払う以上、柱を保護するか、
簡易の手摺を設置する等の配慮があっても良いのではと思いました。




阿弥陀如来坐像

中央の本尊は像高約2.84mの阿弥陀如来坐像です。

仏師、定朝作の木造寄木造りで15の部材(パーツ)の組合せで
構成され、最も古い寄木造りの仏像とされています。

極楽浄土で伏し目がちに瞑想にふける様子を表している
阿弥陀如来坐像は、仏の本様と呼ばれ、腹の前で両手を重ね、
如来の悟りの境地を表す、弥陀の定印(みだのじょういん)は
指先まで繊細に表現されています。

阿弥陀如来のお顔には、拝観する人の心を穏やかにする
笑みをも感じる事ができます。

阿弥陀如来坐像、光背の周縁部には、透かし彫りの雲烟(うんえん)の
中央部に大日如来、左右に12体の飛天が並んでいます。

中堂内部

内部の壁上部本尊の南と北には、雲の上で楽を奏でる
雲中供養菩薩像が26体飾られています。

52体の内、26体は取外し平等院の総合博物館、
鳳翔館ミュージアムで展示されています。

本尊を取り囲む扉は檜の板で作られ、
内部は阿弥陀如来の来迎する様子が描かれています。

北側の扉が開放され上品上生図を観る事ができます。

平等院鳳凰堂の見どころ

甦った創建当時の姿と平安の彩り

池に映える景観

鳳凰堂内部の来迎絵図や菩薩群

優しいお顔に癒やされる阿弥陀如来坐像と飛天群

阿字池対岸からの阿弥陀如来坐像の拝観

中堂正面上部の丸窓から阿弥陀如来のお顔を拝観できます。
特に、太陽の光が射し込む午前中、後方に夕日が沈む、
朝夕が見どころと言えます。

平等院鳳凰堂へのアクセス方法

hououdou-akusesu

電車でのアクセス

JR京都駅から奈良線、宇治駅下車
  京都駅から約15分
宇治駅から、徒歩で約15分

京阪電鉄宇治線、宇治駅下車 徒歩で約15分

車でのアクセス

宇治橋通りや大津南郷宇治線に近く便利です。
ただ、平等院南側に駐車場が僅かにありますが
駅周辺で駐車場を探し、徒歩で訪れるのが無難です。

最後に

平等院鳳凰堂は千年も前の仏師や絵師、庭師、宮大工などの
技の集合体が芸術的景観を作り上げています。

甦った平等院鳳凰堂の見どころは沢山ありますが、
歴史的背景を少しは理解していた方が何倍も拝観が楽しめます。

この記事が拝観のきっかけになれば幸いです!

 

関連記事

平等院鳳凰堂境内の見どころ

平等院鳳凰堂周辺のグルメと観光名所を紹介します。