終活ノートが有るか否かで、もしもの時の家族の負担が大きく変わってきます。
私は、父が入院中の病院で亡くなった時、延命治療の選択に迫られ、医師の支持に従った行為が本当に正しかったのか?
父自身はどうして欲しかっただろう?等と自分の判断を悔やんだり、気持と葛藤する時がありました。
本人の意志が家族に伝わっていれば、家族も本人も納得の最期を迎える事が出来ると思えるのです。
自分だけが知っている秘密の情報や個人情報で思いつくのは、銀行口座やキャッシュカードのパスワード、口座から引き落とされる内容や引き落とし日だけであれば、大学ノートに書き出せば、それで済みます。
只、自分では思いつかない事項も思い出させてくれるのが、終活ノートと呼ばれる市販の記録帳やインターネットで入手できる記録帳です。
今回は書店で購入できるコクヨの終活ノート、「もしもの時に役立つノート」の内容や記入のコツについて紹介します。
「もしもの時に役立つノート」を購入して記録を残そうと考える方は、家族と同居している方から一人で暮らしている方まで生活環境は様々と考えられます。
そのため、第三者でも読めば一目で分かる様、あらゆる記録を想定して、リスト別に分かりやすくまとめられています。
困った時の体験漫画で記録しておく事の大切さを紹介し、記入しやすい気持ちにさせてくれます。
終活ノートは一度記入すれば終わりではありません。
明日役立つ場合もあれば、30年、40年後かもしれません。
「もしもの時に役立つノート」は、鉛筆やボールペンで書き込むタイプのノートですが、修正記入が必ず必要になってきます。
その為にも、修正や書き足しが必要な項目は、空白状態でコピーを取っておけば、何枚でも書き足しが可能になります。
1年に一度、節目となるお正月や誕生日に見直し、修正を加える習慣を付ければ、常に最新の情報状態で保存が可能です。
枚数が増えるほど、元気で長生き出来ている証ですから。
私は、妻に内緒で「もしもの時に役立つノート」を購入したのですが、数ヶ月過ぎてから妻に終活ノートを購入し、記録を始めた事を打ち明けました。
なんと!妻は私より早くから同じノートを購入し、情報を記入していました。