5月に入ると毎年恒例、家庭菜園に夏野菜を植えるのですが、家庭菜園で作りやすいトマトやキュウリ、ナスビの苗は種類も多く毎年、苗選びに迷います。
そんな時に目に止まり、思わず買ってしまうのが種苗メーカーの野菜苗の特徴を表したキャッチコピーです。
そんな購買意欲をそそるキャッチコピーが沢山あったので野菜別にリストアップしてみました。
家庭菜園で人気の夏野菜と言えば、トマトやキュウリ、ナスビ、パプリカ、シシトウ、シソ(大葉)等、沢山ありますが、手入れが簡単で病気知らず、沢山成る事を経験すれば野菜作りが楽しくなります。
とは言え、店頭に並ぶ野菜の様に傷もなく、綺麗で美味しそうに実らすのは容易ではありません。
私もメロンやパプリカ、ゴーヤ等、ありとあらゆる野菜作りを一度は経験済みです。
只、野菜作りが楽しくても、美味しく食べてもらえなければ意味がありません。
結局はトマトやキュウリ、ナスビの定番に落ち着きましたが、それでもキャッチコピーにそそられて「おもしろそう!」と思われる苗を購入してしまいます。
野菜作りで思ったほどの成果が出せなく苦労したり、成果はあってももっと楽に沢山採れそうと、キャッチコピーに書かれている言葉に惹かれ、今年こそはと買ってしまうのです。
野菜苗には実生苗と接木苗の2種類があります。
実生苗は種から発芽し育てた苗、接木苗は病気に強い台木に実生苗を接木した苗になります。
接木苗は実生苗以上に労力をかけて作っているため、価格も実生苗の倍程の価格になっています。
連作障害は同じ分類に属する野菜を同じ場所で作ると、生育が悪くなったり、収穫が減少する生育障害を表しています。
只、接木苗は連作障害にも影響を受けにくいため、狭い畑や家庭菜園では価格が高めでも接木苗が効果を発揮するのです。
家庭菜園やプランター菜園で、新しい土で栽培する場合には実生苗で育て、昨年と同じ土の場合には接木苗で育てると連作障害は起きにくくなります。
家庭菜園で収穫できる野菜には種類によって収穫量や食感、病気等、期待する苗選びの基準が変わりますし、連作障害を防ぐために、どうしても接木苗が欲しいと探すわけです。
野菜苗を販売するメーカーでは購入者の心理を上手く突いたキャッチコピーが付けられています。
ミニトマトを作るなら甘くて数多く収穫できる苗が欲しい!
中玉や大玉のトマトでは甘熟トマトを初心者だけど育ててみたい!
トマトの苗を購入する人は誰もが思っているはずです。
キュウリは病気にかからなければ、収穫は期待できます。
シャキット歯切れが良い食感も魅力です。
今年のナスビは調理法の好みで苗が選べるのが特徴です。
我が家ではプラスチックの衣装箱の底に水抜き穴を開け、大きめのプランター代わりに使っています。
毎年同じプランターにキュウリを植えるため、連作障害を避けるために値段は高めでも接木苗を購入します。
3つのプランターにキュウリを2株づつ、3種類を植えました。
毎年購入する定番苗、うどんこ病に強い苗、鈴なりになるおもしろ苗の3種類です。
どのキュウリが好評だったかを確認し、来年の参考にするために、購入苗のタグをプランターに挿しています。
キュウリの収穫時期は6月~7月で、一気に実りだし1株で20個は収穫できます。
昨年は5種類を植え、収穫時期が重なり、毎日キュウリづくしに飽きてしまいました。
キュウリの浅漬やぬか漬けに使っても、消費量は3種類で充分と考えました。
キュウリの他にミニトマト、ナスビ、シソ、バジルを購入、シシトウ、パプリカ、中玉トマトは断念しました。
夏野菜は害虫との闘いでもあります。
無農薬に近い状態でいかに食害されずに沢山収穫できるかは管理次第になりますので、多くの野菜を育てるよりは作りやすい野菜に絞ったほうが結果的には良いと思っています。
今回紹介した野菜別キャッチコピー集は一例にすぎません。
他の種苗メーカーにはもっと面白い表現があるかもしれません。
少々オーバー気味「ほんとかな~」と思える表現でも、結果は育てる側の日当たりや風通し等の環境や世話をする時間や熱意によって変わってきます。
それでも、思わず買いたくなる言葉は、夢があって期待を抱かせ、育てる楽しみが増えますので、これからもどんなキャッチコピーが出てくるか楽しみでもあります。