終活準備と映画「終わった人」との関連
一般的に考えられている終活準備は、人生の最終期を意識した活動です。
定年後の人生をテーマにした映画「終わった人」と一見関係が無いように思えますが、人生の最終期だけでは無く、第二の人生を50代から意識して前向きな終活準備を進めていれば、「終わった人」の様に悩む人間像に成らなかったのではと思えるのです。
終活準備を始めた理由や、もっと早くから準備をするべきだったと考える理由についてお伝えします。
私が終活準備を始めた理由
私は健康に不安を感じる様になってから、終活準備を始めたのですが、人生の最終期を意識した準備だけでは無く、前向きに第二の人生を考えたかったからなのです。
終活とは
終活と検索すれば分かるのですが、一般的な終活とは、人生の最終期に行う、お葬式やお墓、お寺等の祭り事で家族が困らない為に予め準備をする事がメインになっています。
勿論、祭り事も大切ですが、もしもの時や第二の人生を考えた場合、家族の負担を減らしたり迷惑をかけない為には、沢山の様々な課題がある事に気が付いたのです。
私が考える終活準備とは
家族が困らない為の準備を前提に、これまで歩んできた人生を見つめ直し、前向きに資産や身の回り、気持ちの整理をしておく事が、これからの人生を充実させる一歩になる様に思えるのです。
定年で人生が終わったかの様な虚しさを味わうより、定年後の第二の人生に寄せる期待感が膨らめば、定年は人生半ばの一区切りに過ぎません。
これまでに築き上げた資産や伝統、業務的な事は次世代に引き継ぎ、けじめをつけた上で、好きな人生を歩めば良いと考えています。
終活準備は50代から始めるべき理由と背景
私は、50代から第二の人生への夢を抱いていたにも関わらず、実現出来てないのは、夢への行動が先走り、次世代への引き継ぎ準備が出来て無かったからなのです。
引き継ぎ準備が遅れるほど、第二の人生への夢も健康面等から遅れ、小さく成りがちなのです。
50代の方で、一つでも思い当たる内容が有れば、終活準備を始めてほしい項目を挙げてみました。
誰もが一度や二度経験する事で、他人事とは思えず、人生の折返しが過ぎて自分の終期を意識したはずです。
もしもの時、残った家族はどうなるだろう?家族に末期医療の選択をさせたくない
両親の末期医療で悩んだ事が有り、家族には自分と同じ苦労をさせたくない
親が大切にしてた品物を処分する判断が付かなかった
兄弟に親のかたみ分けをする等、自分だけの判断で処分できなかった
お墓や仏壇、戒名等を家族に押しつけられない
エンディング費用を安く抑えたい
予め葬儀やお布施、納骨等の費用を知っておきたい
家族がエンディングや後始末をスムーズに出来る様にしておきたい
自分の生きざまや家族への想い、考えを意思表示しておきたい
残った家族が困ったり、争うのを避けたい
これまでの行動を明確化して満足感や反省点を整理する
自分の人生に悔いを残さない為に謙虚な気持ちでありたい
第二の人生を充実させる前に、子供達に引き継ぎをして、けじめを付けたい
自分たちだけが好き勝手していると子供達から思われたくない
以上、思いつくままに書き出してみましたが、内容をヒントに、自分に置き換えて考えてみて下さい。
最後に
少しでも早く終活準備を始め、定年後の人生を充実させるための概要についてお伝えしました。
今後は具体的な終活準備の内容について問題提起しながら考えて行きたいと思います。