アスベスト問題の原因は危険性承知で使用禁止や規制の対策が遅れた事です。
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アスベスト問題を深刻化させている最大の原因は、ILOやWHOが石綿を発がん物質に認定して以降、世界各国で使用規制が強化されましたが、日本では危険性があるにも関わらず、使用禁止や使用規制等の対策が大幅に遅れた事にあります。アスベストによる健康被害は、15年~40年という長い潜伏期間の後に発症する、人類史上最悪の災害公害と指摘され、アスベスト使用がピークだった1970年~1990年頃にアスベストを吸い込んだ労働者を中心に、今になって表面化しているのです。