全国各地のお寺や紫陽花の名所に訪れる方も多いと思いますが、幸いにもわが家の近くの高層マンションの敷地内に植えられた沢山の種類や色の紫陽花が見頃を迎え、画像に納めました。
わが家の紫陽花の剪定方法と共に咲き方別に紹介します。
紫陽花の種類や咲き方
どんよりとした梅雨空に見頃を迎えた紫陽花の花が色鮮やかに咲いています。
紫陽花と言っても、品種改良が進み、色や咲き方で種類も増えています。
紫陽花を大別すると、日本に古くから有る額紫陽花と外国で額紫陽花を品種改良した紫陽花に分けられます。
一般的に目にする紫陽花は外国から輸入され広まった、咲き方が手まり咲きの花ではないでしょうか。
額紫陽花の咲き方をガク咲き、一般的に目にする紫陽花の咲き方を手まり咲きとして画像で紹介します。
ガク咲きの紫陽花
わが家の額紫陽花です。
咲き揃う前に雨と風で花が垂れ下がっています。
額紫陽花の白い花に見える部分はガクの部分で装飾花と呼ばれ、中心の青い部分が両性花と呼ばれる花の部分です。
マンション敷地内に咲く青い額紫陽花です。
ガクの部分の装飾花が大きく、一見手まり咲きに見えます。
色付きかけた額紫陽花です。
中心の両性花も色付き始めています。
ピンクの額紫陽花です。
赤紫で星型に広がる装飾花が印象的です。
手まり咲きの紫陽花
わが家の牡丹色の手まり咲き紫陽花です。
手まり咲き紫陽花は、装飾花で覆われていますが、装飾花を分けて開いて見ると、中に小さな両性花が付いています。
白色の紫陽花です。
純白の手まり咲き両性花が新鮮に感じます。
青色の紫陽花です。
紫陽花本来の色合い、天色の輝きです。
濃いピンクの紫陽花です。
躑躅色(つつじいろ)が眼に飛び込んできます。
紫の紫陽花です。
菖蒲色は梅雨時らしい色あいに感じます。
白い手まり咲き紫陽花と菖蒲色の額紫陽花です。
白い手まり咲き紫陽花と青色の額紫陽花です。
白、青、すみれ色の手まり咲き紫陽花です。
マンションの駐車場道路沿いには未だまだ沢山の紫陽花が並んで咲いています。
周辺住民にとって景観や日当たり等、メリットの無いマンションですが、紫陽花や花壇の植栽が無機質な景観を和らげる効果になっている様に感じます。
紫陽花の花後の剪定方法
紫陽花の花を毎年咲かせるには、剪定の時期と剪定の場所が大切になります。
紫陽花の花が終わると花弁が枯れ、美観を損ねます。
枯れかけた花から、花がらだけを切り取っておきます。
全ての花がらを切り取った後に、画像の様に今年伸びた緑の枝部分から、葉っぱが出ている2芽を残し切り取ります。
残った芽の部分に花芽が付き、来年に花を咲かせるのです。
花がらを切り取っただけでも花は咲きますが、年々花の位置が高くなるので、2芽を残した部分で剪定を行うのがベストです。
昨年切った剪定位置から2本の枝が伸び、更に先端から今年の枝が伸び花を咲かせます。
同じ要領で剪定を毎年繰り返していると、樹高が高くなり花枝も細くなりがちです。
紫陽花の株元の画像です。
茶色の枝が昨年以前の枝で緑の枝が今年新たに伸びた枝です。
株元で混み合った古く枯れた枝を取り除き、今年新たに伸びだした枝を残し、新旧交代をさせながら毎年咲かせるための剪定も大切になります。
最後に
これまで、毎日の様に通る道路沿いに咲く紫陽花をじっくり観察する事は有りませんでした。
改めてじっくり観察してみると、種類が多い事が分かりました。
マンションの管理組合か園芸クラブの方達かは分かりませんが、手入れをされて居られるのが花の様子から伺えます。
紫陽花の名所に行く事も無く、得した気分になりました。