我家の庭に咲くバラが満開中

今年は4月から例年以上に暖かだったので、バラの開花も10日以上早く、一気に満開になりました。

害虫が成長する迄に開花が進んだのか、飛来する害虫被害も殆ど無く、どのバラも開花時期が揃い見頃になりました。

私が育てているバラの一部ですが、バラの名前や特徴、想いを写真で紹介します。





私が好きなバラの名前や特徴、想い

私は趣味で20種類ほどのバラを育てたり、挿し木で増やしています。

バラは剪定や植替え、水やりや肥料、害虫駆除や消毒など、1年を通して管理が必要な世話のかかる花で、時には嫌になる事もありますが、5月には立派な花が咲き誇り、1年の労を忘れさせてくれます。

最初の写真には10年以上の古株から挿し木で育てた若い株まで10種類程が写っています。

其々のバラには育てる苦労や想いがあり、愛着があります。
名前の紹介と共に想い語ります。

全景写真のバラの名前

下段全域つるバラ ブレーズ(赤)

上段左からドフトゴールド(黄色)新雪(白)クイーン・エリザベス(ピンク)宴(赤)夕霧(白、ピンク)ディスタントドラムス(ピンク、ベージュ)パパ・メイアン(ビロード)

つるバラ、ブレーズの特徴と想い

つるバラ、ブレーズ

全景写真の下段、水路沿いに8センチ位の赤い花を沢山咲かせているのが、つるバラのブレーズです。

ブレーズは元々、ご近所から頂いた切り花を挿し木で育て、3株を水路沿いに植え、立派に成長したバラです。

ブレーズを頂いたお宅には元のブレーズは残っていません。
挿し木で増やしておいて良かったと言える、思い出のあるバラなのです。

ブレーズは春には沢山の花を咲かせますが、一季咲きゆえに春に一度だけ花が咲きます。
1年に一度、春だけが見頃のバラなのです。

つるバラ、新雪の特徴と想い

つるバラ、新雪

写真は別の場所で咲く、つるバラの新雪ですが、名前の通り純白の花が新鮮です。

全景写真では、挿し木で増やした若い株の新雪が上段左、中央、右の3ヶ所にあります。

白いつるバラと言えば、アイスバーグが有名ですが、新雪は花の形が綺麗に整い、開き始めが可愛いバラです。

アイスバーグ程花数は多くありませんが、手入れ次第で多くの花数も可能です。

只、純白ゆえにうどんこ病による色の変色がが目立ちやすく、うどんこ病対策が綺麗に咲かせるカギを握っています。

咲き方は繰り返し咲きですが、主に春と秋に咲く花が見頃です。

クイーン・エリザベス、宴、夕霧の特徴と想い

クイーン・エリザベス、宴、夕霧

赤い大輪の花が宴、手前の淡いピンクが夕霧です。
宴の奥に僅かに見えるピンクの花がクイーン・エリザベスです。

クイーン・エリザベスと宴

クイーン・エリザベスと宴は、今は亡き母が元気だった頃に母が育てていたバラで、15年以上は経過しています。

我が家で一番の古株ですが、数年に一度、株元からベイサルシュート(新しい幹)で更新を続け、今に至っています。

宴は一番の古株ですが、20種類ほどのバラの中で人気も一番、育てやすさも一番です。

丸みのある花弁で花に厚みがあり、半剣弁高芯咲きと呼ばれる12~15センチの大輪です。

木立性四季咲きで一枝に一輪大輪を咲かせ、5月から12月まで3~4回咲いてくれます。

強健種で病気知らず、害虫にも強く育てやすいバラで、トゲも殆ど無く、切り花として贈るバラの中で一番喜ばれています。

 

クイーン・エリザベスは宴と同様、木立性で横張りが少なく、上へ高く延びていきます。
冬場に低めに剪定しても秋には2m以上に成長します。

花は中輪で12センチくらい、一枝一輪の場合や房咲きに3輪ほど咲く場合もあります。

クイーン・エリザベスも強健種で病気知らずのため、古株として長く残り、咲き続けているのです。

淡いピンクの夕霧

夕霧は、私が購入した大苗を1年間鉢植えで育て、後に庭に地植えし、3年になります。

夕霧の花は、白い花弁の縁が淡いピンクになり、13~14センチの大輪四季咲きバラです。

樹高は低く横張りが強いため宴の半分以下の高さです。

咲き始めの高芯咲きは淡い桃色地にローズ覆輪の花が爽やかですが、枝が細いと花の重みで垂れやすく、株や枝を元気に成長させるのがこれからの課題です。

淡い色合いが可憐な雰囲気ですが、花の中にマメコガネ等の飛来害虫が食害しやすく、頭を悩ませています。只、今年は害虫が成虫になる前に開花したのか、食害も少なく綺麗な状態で鑑賞できています。




ディスタントドラムスの特徴と想い

ディスタントドラムス

ディスタントドラムスは2010年に購入し、鉢植えで育てた後2014年に庭に植え替えしました。

シュラブ系の四季咲き中輪で、アプリコットベージュ色とラベンダーグレー色のグラデーションが少しづつ変化する色合いが珍しいバラです。

庭に植え替えてから樹勢が強く、元気に何本もの太い幹から枝を伸ばし、沢山の花を咲かせています。

病気にも強いのですが、淡い色合いにマメコガネの食害が多い時もあり、枝には無数の大きなトゲがあるため切り花として贈る時にはトゲをハサミで切り落とす苦労があります。

それでも時間の経過と共に変化していく色合いは、毎日の鑑賞が楽しいバラの一つです。

パパ・メイアンの特徴と想い

パパ・メイアン

パパ・メイアンの魅力は何と言っても強いダマスクの香りとビロードの様な黒みがかった色合いにあります。

四季咲きで14~15センチの大輪の花が咲き、切り花としても喜ばれ、一輪で部屋にダマスクの香りが漂います。

樹勢が強く空に向かってぐんぐんと伸び、秋には2.5m~3.0m程に成長します。
病気に強いのですが、トゲの多いのが難点です。

全景写真に写っていないバラ

ラムのつぶやき

バラの名前、ラムのつぶやきは歌手の倖田來未さんが愛犬ラムちゃんにちなんで命名された新しい品種のバラです。

2013年に購入したラムのつぶやきは、2014年に枝枯れ病になり枯れてしまいましたが、枯れる前に挿し木で増やしたバラが今年も可憐な花を咲かせました。

鮮やかな黄色と丸い花型が赤や白のバラが多い中で引き立っています。

 

ピース

平和の象徴ピースの花です。

写真の様に咲き始めは黄色にオレンジ色が混じった覆輪の花ですが、次第に黄色が薄くなる15センチ程の大輪です。

購入して2年目に庭に植え替えたのですが、2015年に株元にこぶが出来、庭木やバラに多い、細菌による伝染性の病気、根頭がん腫病と分かり、掘り起こして瘤の部分や株元を半分程切り落とし、鉢に植え替え現在に至っています。

ピースは元々弱い品種なのか、枯らしてしまった方も結構おられます。

樹高も高くならない品種なので鉢植えで管理していこうと思っています。

最後に

鉢植えバラや挿し木バラ、ミニバラ等は今回の庭に咲く全景写真では紹介出来ませんでしたが、ミニバラが咲き揃った時にでも紹介したいと思います。

今回のバラの記事を最後まで読んで頂いたバラ好きの方やバラを挿し木で育ててみたいと思われる方は、挿し木の方法やバラの管理を紹介しているバラの成長記録をご覧下さい。

最初は病床になった母の代役で水遣りから始めたバラの世話ですが、これほど花に癒やされ魅了する新たな趣味に巡り会えた事を母に感謝すると共に、強健で今も元気に咲き誇る古株のバラを大切に見守っていこうと思っています。