サツキとバラの競演





サツキとバラの競演画像とサツキの手入れ

最初の画像は、間もなく一番花が終わるバラ(宴)とこれから満開を迎えるサツキ(大盃)の競演画像です。

今年の暖かさは、サツキにも影響があったようで、例年より早くから開花し始め、満開近しの品種やこれから開花という品種まであります。

緑の葉っぱが隠れるほどの花で埋め尽くされるサツキはこれからが見頃となります。

鉢植えの盆栽サツキは、毎年のように植え替えや土替えをしなければならず管理が大変ですが、庭植えのサツキに関しては、ほとんど何もすることなく毎年、花を咲かせてくれています。

サツキの手入れ

バラ(ブレーズ)とバラの花に似たサツキ

画像はバラ(ブレーズ)とバラに似た花が特徴的なサツキの競演画像です。

サツキは咲き始めですが、満開になると、バラ(ブレーズ)と変わらない程の見ごたえがあります。

庭植えのサツキは、玉仕立てと呼ばれる仕立て方で、素人でも作業がしやすい簡単な手入れ方法で、球形に近い形になっています。

花の命は短くて・・・

バラの場合、一年に何度も咲く品種が多いのですが、サツキの場合は一年に一度、5月から6月にかけて咲きます。

鉢植え盆栽のサツキの場合は、6月の後半に花が終わると、花が終わった後に残る雄しべと花弁を花がらといい、結実と花の病害を防ぐために、花がらを摘み取る作業が必要です。

盆栽のサツキは小ぶりとは言え、手で一つ一つの花がらを摘み取る作業は根気のいる作業で、時間を惜しまず楽しめる人でないと、育てる事は難しいと言えます。

母が育てた鉢植え盆栽のサツキは殆どを枯らしてしまいました!

満開中のサツキ(大盃)

画像は玉仕立てで満開中のサツキ(大盃)です。

庭植えのサツキ場合、放置すると花芽が付き、来年にあまり咲かなくなるため、花がらの摘み取りの代わりに、剪定ばさみで新芽が伸びて形が崩れたサツキを球形に刈り込んで行きます。

刈り込み作業は、花が終わり次第早い程、良いとされているため、花の余韻がまだ残る頃に刈り込んでしまいます。

一年に一度しか咲かない花の命は短く、チョットかわいそうな気がしますが、毎年咲かせるための宿命と言えます。

混みすぎた枝は間引きをして、通気性を良くしてあげないと、カイガラムシやツツジグンバイムシ、チュウレンジハバチなどの害虫や灰色かび病などの病気にもかかりやすいので、バラへの防虫散布も兼ねて年に数回薬剤散布をしています。

立派に成長した庭植えのサツキ

たまに手入れ作業をすることによって、毎年綺麗な花を咲かせてくれますが、ここまで立派に成長して仕上がった庭植えのサツキを放置する訳にもいかず、自分で手入れする事は、親が残した財産でもあり、受け継いだ者の宿命だと思っています。

花が咲いている間は存分に花を楽しみ、その後は刈り込み作業に励みたいと思います。