三寒四温の時期は体調管理に気をつけよう




三寒四温の時期

元々、中国大陸では冬場を表す言葉として使われていたのを、日本では漢字の表現どおりに春間近を表す意味に使われています。

月別で表すなら、2月が四寒三温、3月が三寒四温、4月が二寒五温と言ったところでしょうか!

三寒四温の時期は大陸からの寒気と南からの暖気が交互に入れ替わったり、日本付近でぶつかり、大荒れの天気になる事もしばしばあります。

南岸低気圧が発達して関東に大雪を降らせたり、南からの強風を春一番と発表されるのもこの時期です。

1日で10度以上の気温の変化が何度か有り、中高年だけでなく若い方でも体調を崩しかねません。

この時期に気をつけたい体調管理

中高年にとって、気温の変化が激しいこの時期は温度の変化に体が対応できず、血圧の上昇を招く事もしばしばあります。

急激な血圧上昇は脳卒中や脳梗塞、心臓病を引き起こしかねません。

天気予報で表示される気温の変化に注意して対応できる服装で過ごして下さい。

外出時の体調管理

暖かい日には外出したくなりますが、抵抗力の衰えている中高年にとって注意が必要です。

外気には危険がいっぱいです!

必ず、マスクを着用するか持参しましょう。




外出場所と着用マスクの種類

電車や病院

人の多い場所ではインフルエンザや風邪、感染症に気をつけて市販の不織布マスクを着用しましょう。

不織布マスクは新型インフルエンザ対策として、厚生労働省が備蓄を推奨しているインフルエンザや風邪、花粉予防用マスクです。

郊外の散策

温かい日には郊外に出て芽吹き始めた木々や草花の散策をしたいですね!

只、そんな日は花粉の飛散も最高です。特に山間が霞んでいれば花粉予防用マスクは必需品です。

花粉アレルギーでない方も何時、アレルギー抗体になるとも限りません。安心は禁物です。

都市部への出勤やショッピング

風のない晴れた日に曇りのように霞んでいたら、PM2.5や黄砂を疑い、N95マスクと呼ぶ、防じんマスクを着用しましょう。

PM2.5は微粒子状の大気汚染物質で車の排気ガス等に含まれ、大陸からの汚染物質飛来が大きく影響しています。

PM2.5を吸い込むと気管や肺まで達するため呼吸器系の喘息や病気の方には、N95マスクは欠かせません。疑わしい日には外出を控える事が大切です。

最後に

この時期、全国各地で春を待ちわび、呼び込む行事が行われます。

三寒四温や春一番も、春を待ちわびる気持ちが込められています。

春は新しい門出を祝う時期でもあります。

体調管理をしっかりして、新しい門出を祝いたいですね!