膝関節周りにあるツボ刺激の方法

膝関節周りにある鶴頂や内膝眼、外膝眼と呼ぶツボは刺激する事で血行が良くなり、硬くこわばった筋肉や腱を柔らかくして痛みを緩和する効果があります。

ツボの場所や刺激を与える押し方、ケア方法について紹介します。





膝の痛みを緩和するツボ刺激の場所とケア方法

膝の痛みは運動不足や偏った荷重のかかる姿勢によって、軟骨がすり減り、筋肉や腱が硬くなったり、血液循環が悪くなる事で起こります。

ツボケアは、筋肉や腱を柔らかくして、血行が良くなるため、痛みの緩和に効果的な方法なのです。

膝関節周りにあるツボの場所とケア方法

膝関節の皿(膝蓋骨)の周りにある鶴頂(かくちょう)や内膝眼(ないしつがん)、外膝眼(がいしつがん)と呼ぶツボを刺激すると、痛みが和らぐだけでなく、炎症を起こして痛む場合でも、痛みや炎症を引き起こす原因物質が流されるなどで、痛みが早く引き、痛みを散らす効果に繋がります。

鶴頂や内膝眼、外膝眼のツボの場所は皿(膝蓋骨)のくぼみのあるところですが、ツボの場所には個人差があるため、押えてみて気持ちが良かったり、痛い、ピリッとする等の感覚があればその場所がツボと考えて、自分の感覚で探して下さい!

鶴頂の場所とケア方法

鶴頂の場所と押し方

鶴頂の場所は、膝関節皿(膝蓋骨)の上端の左右中央にあるくぼんだ所です。
椅子に座って膝に手を置いてみると皿のちょうど真上のくぼんでいると所が分かります。

鶴頂のケア方法

  1. 椅子に浅さく座る
    椅子に座り右膝の鶴頂に右手の親指の腹を当て、右手の残りの4本の指で右膝をつかむ。
  2. 鶴頂を押す
    ゆっくりと息を吐きながら鶴頂を親指でやや痛いぐらいの力加減で押し、息を吸いながら力を抜きます。
    この動作を5~6回行います。
    左膝も同様に押して鶴頂に刺激を与えます。

ツボ刺激は痛みのない方の膝にも行います。
痛みをかばっていると、痛みのない膝に負担がかかるため、痛みの予防に繋がります!

内膝眼と外膝眼の場所とケア方法

内膝眼と外膝眼の場所と押し方

内膝眼の場所は、膝関節皿(膝蓋骨)の下端の内側(足の親指側)にあるくぼみの中央です。
膝関節皿(膝蓋骨)の下端の外側(足の小指側)にあるくぼみの中央が外膝眼です。
内膝眼、外膝眼共にくぼみがはっきりしているので、探しやすいですよ!

内膝眼、外膝眼のケア方法

  1. 椅子に座る
    椅子に座り右膝の内膝眼に左手の親指の腹を当て、外膝眼に右手の親指の腹を当て、両手の残り4本の指で右膝の裏をつかむ。
  2. 内膝眼、外膝眼を押す
    ゆっくりと息を吐きながら内膝眼と外膝眼を親指でやや痛いぐらいの力加減で同時に押し、息を吸いながら力を抜きます。
    この動作を5~6回行います。
    左膝も同様に押して内膝眼、外膝眼に刺激を与えます。

ツボ刺激は、膝が痛い時以外にも、寝る前に刺激すると寝ている間に修復されるため、効果がアップします!

最後に

ナオト-ポイント

膝関節周りのツボ刺激はいかがでしたか!
自分でいつでも出来る膝の痛みの緩和方法です!
膝のケアを習慣的にやるかやらないかで、その後の痛みや行動に影響を及ぼします!
椅子に座った時や寝る前に少しずつ試して下さい!