ツリー図 NPO日本サプリメント協会(NPO)より引用、改変
http://www.j-sup.com/index-2.html
ツリー図に描かれている環境とは食事で足りない栄養補給がサプリメントの目的であり、正しい食生活習慣と十分な睡眠、適度な休息と運動が基本である事を表しています。
サプリメントの種類
サプリメントの種類はツリー図にもある様にベース・サプリメント、ヘルス・サプリメント、オプショナル・サプリメントに分類されています。
ベース・サプリメント
老化予防に最も大切なベース・サプリメントは食生活で不足しがちなビタミン、ミネラルを補うマルチビタミン・ミネラル、アミノ酸、食物繊維等の栄養素を含みます。
ビタミンとミネラルはどれか1種類でも不足すると、体全体に影響を及ぼします。
偏って1つのサプリメントを多く摂っても活用効果は薄れます。
まずは、ベース・サプリメントとしてマルチビタミン・ミネラル、アミノ酸、食物繊維等を含むサプリメントを摂ることをお薦めします。
- マルチビタミン
βカロテン、ビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、ビオチン、葉酸、パントテン酸)、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンD、ビタミンKの13種類を表します。
- マルチミネラル
カルシウム、鉄、マグネシウム、銅、ヨウ素、亜鉛、セレン、クロム、モリブデン等の種類を含みます。
ミネラルは必要以上に摂ると分解されずに逆に危険ですが、マルチミネラルのサプリメントを摂れば、他にミネラルを補充する必要はありません。
- 食物繊維
食生活で食物繊維が不足気味の場合はファイバー系のサプリメントを加えて下さい。
ヘルス・サプリメント
健康維持や増進の為のサプリメントで免疫力や抗酸化力等、体全体の調整を目的とした素材です。
老化を促進させる要因して連続するストレスや過剰なアルコール摂取、喫煙、大気汚染などの影響によって活性酸素と言われる毒による酸化ストレスを受ける状況にありますが、加齢と共に酸化ストレスを除去する抗酸化力が低下していきます。
- 抗酸化サプリメント
ビタミンC、ビタミンE、コエンザイムQ10、αリポ酸、ゴマのセサミン等
- 代謝アップ
メタボには代謝アップに繋がる、ビタミンB群、クエン酸、ニンニク系サプリが有効です。
オプショナル・サプリメント
オプショナル・サプリメントは特定の症状の改善目的に摂る素材です。
- ホルモン分泌の低下
γリノレン酸や適量の大豆イソフラボン等
- 美肌系
コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸
- 関節痛等の整形外科系
グルコサミン
- 眼科系
ブルーベリーやルティン等
自分の弱点を適切に補うサプリメントを使用する事が大切です。
サプリメント使用で注意する事
使用するサプリメントの成分チェックをしますが、製品毎に内容成分や吸収効率等が違う場合があります。
内容成分と含有量、原材料のチェックはしっかりとして、値段だけで安いサプリメントを選んだり、アレルギー成分が含まれているサプリメントには注意が必要です。
サプリメントの摂取方法
- 食後直ぐの摂取が良いサプリメント
脂溶性サプリメント(ビタミンA、D、E、K、βカロテン、コエンザイムQ10)等は、脂肪分を含む食事と一緒に摂ると吸収率が良いとされています。
- 食前が良いサプリメント
食後の血糖上昇を抑えたり、食事に含まれる脂質の吸収を抑える働きのあるサプリメント
- タイミングを合わすサプリメント
アミノ酸サプリメントをダイエット目的で使用する場合は運動のタイミングに合わせての摂取が効果的です。
サプリメントはミネラルウォーターや浄水器の水、湯冷まし等で服用しましょう。
サプリメントの摂取期間
サプリメントは薬ではないので直ぐに効果が出ません。
副作用等の体調変化がない限り、最低でも1ヶ月は使用を続けるのが望ましく、
特にベース・サプリメントは継続して服用するべきと考えておきましょう。
食生活の見直しと上手なサプリメント選び、正しい使用方法で老化予防と若返りを目指しましょう!