椅子から立ち上がる時に膝が痛む

椅子から立ち上がる時に膝が痛む場合、膝の皿や半月板の位置がずれていたり、傷ついている可能性があります。

アライメントが乱れている事もあり、こわばった太もも裏側の筋肉をほぐす事で、痛みを和らげる事ができます。





椅子から立ち上がる時に膝が痛む原因

椅子から立ち上がる時に膝が痛む原因は、変形性膝関節症の初期症状でもある、スタートペインと呼ぶ、立ち上がった時や歩き始めなど、初動時に痛む症状です。
初期症状の内に早めの改善が望まれます。

半月板のずれと損傷

アツコ

椅子に座っていて、立ち上がろうとする時に膝が痛みます?

ナオト

椅子に座っている時、膝を曲げている角度は90度程で、正座の時の角度の半分程度ですが、立ち上がる時には膝を伸ばそうとする筋肉が働きながら、膝関節に体重がかかってきます。
膝関節が不安定になっていると、半月板の位置がずれやすく、アライメントも乱れやすくなります。
長時間座っていると、半月板がずれたままこわばりやすく、立ち上がろうとする時に大腿骨などの骨と接触しやすくなり、痛みが起こります。

半月板のずれについては膝を曲げるとポキポキやギューと音が鳴るをご覧下さい。

半月板の損傷

ナオト

半月板の損傷は、膝に強い衝撃を受けた経験のあるケガやスポーツ、無理な体制での作業などで起こります。
アライメントが正常な時には、あまり感じなかった痛みも、運動不足などで少しずつ筋力が衰え、膝関節が不安定になると、損傷した半月板の欠片や屑が接触し、痛みが起こります。

アライメントの乱れ

ナオト

筋力が衰えたり、偏った負荷がかかり、筋力のバランスが崩れると、筋肉がこわばり、アライメントが乱れる事があります。
日常生活の動作では鍛えられる事が少ない筋力が衰えやすく、特におしりの大殿筋や中殿筋、腰回りの腸腰筋、太もも裏側の大腿二頭筋などが硬くこわばりやすく、これらの筋肉をほぐす事で、膝関節と大腿骨、脛骨のアライメントが整いやすくなります。
さらに、膝の皿や半月板のずれも起こりにくくなって行きます。
お尻から下の裏側の筋肉をほぐす体操で膝関節を元の位置に調整してあげます。
膝関節のいち調整の体操は自分で治す体操で紹介します。

アライメントについては、自分で治すには、膝関節のアライメントを整える事が重要をご覧下さい。

長時間座った後、立ち上がる時の痛みを和らげる

ナオト

長時間座った後、急に立ち上がろうとすると痛みが酷い場合があります。
立ち上がる前に、足のつま先を床に付けたまま、両膝を揃えて左右に5~6回大きく揺らすと、膝関節や筋肉、靭帯がほぐれ、痛みを抑える事ができますよ!

最後に

ナオト

簡単な体操でも、習慣づければ、必ず椅子から立ち上がる時の痛みは無くなります。
根気よく、体操を続けましょう!