椅子に座る時に膝が痛む

椅子に座る時に膝が痛む原因には、膝関節の軟骨がすり減って関節が動かしにくい、太ももの筋力が衰えている、股関節から足首までの筋肉や靭帯、腱などがこわばっているなどが考えられます。

股関節から足首までの筋力強化やこわばりを無くす事で痛みが和らぎます。





椅子に座る時に膝が痛む

椅子に座る時には、中腰で体を支えながら足腰の筋肉や靭帯に負荷がかかりますが、筋肉や靭帯のバランスが崩れたりこわばったりすると、膝の痛みが増す事になります。

膝関節の軟骨のすり減り

膝関節の軟骨は、大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)、膝蓋骨(膝の皿)と接する部分でクッションの役目をする厚さ3~4mmの軟骨です。

アツコ

軟骨のすり減りは変形性膝関節症の原因でしたよね!

ナオト

軟骨がすり減って椅子に座る時に膝が痛む場合は、変形性膝関節症になっていると思われます。
椅子に座る時の様に、膝を曲げる時に痛むのは、膝蓋骨(膝の皿)が、スムーズに動かなくなったと思われます。
膝の皿の動きを良くしてあげれば、痛みも和らぎます。
膝を伸ばして力を抜いた状態で、膝の皿を手で触ってみて下さい。
膝の皿が前後左右に動くのが分かります。
2~3分間、手で皿を動かすだけで、皿の上下の腱や靭帯をほぐす事になり、痛みも和らいできます。

40代から増える膝の痛みが変形性膝関節症に発展する原因もご覧下さい。

太もも筋力の衰え

ナオト

体をあまり動かさないと、40代でも急速に足の筋力が衰えたり、偏った動作で筋力のバランスが崩れる事があります。
太ももの筋力が衰えたり、太ももの前後の筋肉のバランスが崩れると膝が痛む原因になります。
筋肉のアンバランスを改善するストレッチで足全体の筋肉やアキレス腱を強化して、筋力の衰えやアンバランスを改善すれば、痛みも和らいできます。

筋肉や靭帯、腱などのこわばり

ナオト

膝に痛みがあると、膝をかばう歩き方をしたり、動くのが億劫になる事があります。
そうなると腰から股関節、足首にまで影響が出てきます。
股関節、太もも、ふくらはぎの筋肉や靭帯、腱がこわばって硬くなります。
こわばる事で、関節の可動域も狭くなり、益々動くのが億劫になる悪循環になりかねません。

ナオト

足首を回す体操で筋肉や靭帯、腱がほぐれ、関節の可動域も広がります。

運動不足による筋力の低下が膝の痛みを引き起こす!をご覧下さい。

腹筋を鍛える

ナオト

お腹の深部にある筋肉で、骨盤と繋がっている腸腰筋などのインナーマッスルを鍛えると、骨盤が正しい位置で安定します。
骨盤が安定すると、太ももや膝の動きも安定してきます。
腹筋を鍛えると言っても、体を起こす辛いトレーニングではありません!
体を起こす状態で息を吐きながら、頭を上げてお腹の動きを見る感じで、5~6秒キープして元に戻すを30回ほど繰り返す、楽なストレッチです。
これでもかなりの効果が期待できますよ!

最後に

ナオト

日常生活の中で、椅子に座る動作は、食事や体を休める大切な動作ですが、その動作に痛みがあるのは、大変辛い日常になってしまいます。
朝、晩の日常生活に筋力強化の体操を取り入れ、痛みのない生活を取り戻して下さい!