妻のパーキンソン病の首が前に曲がる症状





妻のパーキンソン病の症状

妻がパーキンソン病と診断されてから5年になりますが、症状としては一気に悪くなるのではなく、年齢的な体力の衰えも重なって徐々に徐々に病状が進んでいるように思われます。

パーキンソン病の場合は、薬で症状を和らげる治療方法がほとんどで、ジェネリック医薬品も多くあることから、薬代はかなり安く抑えられるようになってきています。

毎日見ているとそんなに 病状が進んだようには思えませんが、1年前2年前と比較してみると少しずつ進んでいる事を察することができます。

 

妻が通っている病院は地域で最も規模が大きく、救急も扱う総合病院で、車で10分も走れば通えるため、普段から 家族皆の利用が多い病院なんです。

妻は足のむくみや、首が前に曲がる症状があるため、杖なしでは思うように歩けません。

家の中では それなりに歩き、自分のことや家事仕事は、なんとかこなしていますが、外へ出るのを嫌い、ますます運動不足になり、足腰の筋力が弱る悪循環を感じています。

 

病院では車椅子に乗せ、私が押して行動した方が早く行動できるため、杖をつき始めた頃から車椅子を利用しています。

予約検診の場合、日時を決めての検診になるため、検診時間前に待機していれば多少の遅れはあってもスムーズに診察してもらえます。

一般の個人病院では、その日の患者数によって何時間も待たされる場合がありますが、総合病院の場合個人病院からの紹介などで診察を受けることが多いので 一階の総合受付や、会計があるロビーでは多くの患者で溢れかえっていますが、各専門病棟の待合は予約で訪れた患者さんばかりなので、余裕を持って待つことができます。

担当医交代の初診日

昨日の検診は、担当医が交代して初めての診察日になり、どんな先生になるのか気がかりでした。

というのも、 総合病院では若い医師が1年から2年単位で、病院を退職して交代していくため、正直なところ担当医のやる気や医療に取り組む姿勢の違いで医師への印象は大きく違いました。

これまで、やる気をあまり感じない若手医師いましたし、意欲があっても経験不足のため患者として振り回されることも多々ありました。

 

今回新しい先生はどうなんだろう?
もし、意欲を感じない先生であれば、病院に通うのが遠くてもベテランの専門医がおられる病院に変わろうかとも考えていました。

実際、先生にお会いして話を聞いていると、若手というより中堅の熱心な先生だと思えました。
受診科もこれまでの神経内科から脳神経内科に変更されており、経験談話からも脳神経内科の専門医である事を察する事ができました。

早速、「症状にあった薬の変更などを徐々にしていきましょう」ということで最初の診察を好印象で終える事ができました。

最後に

先日、 IPS 細胞研究の山中教授がテレビ番組で、すでにパーキンソン病の臨床試験に入っているが、多くの患者さんのお役に立てるようになるには、もう4、5年待ってほしいとの発言がありました。

妻のパーキンソン病の症状は薬の開発が進んでいるのか落ち着いていますが、症状が悪化しないうちに、IPS細胞による治療の恩恵に預かれるよう心待ちにしています。