九州から東日本に伸びる梅雨前線が居座り続け、何日も雨が降り続いています。
特に私が住む関西地方では土砂降りの雨が同じ場所で続き 、気象庁のレーダーを見ていると、これが線状降水帯なのかと思わせる雨が降り続く道が出来ているように見えます。
線状降水帯
6月30日の午後に強い雷雨があり、出かける予定を変更し、雷雨が収まってから出かける予定で雨雲レーダーを見ていました。
狭い一部の領域だけ強く降っていたので、直ぐに止むと思いきや、何時までたっても雨の領域が変わらず、次から次ぎに雨雲が発生し、雷雨が収まる迄に、3時間程を要しました。
1年前の九州北部豪雨が線状降水帯による豪雨だったと後に発表されていますが、正に、その線状降水帯をレーダーでリアルタイムで見ている様でした。
今回の四国から関西、北陸に連なる雨の領域は線状降水帯そのものの様に思えます。
線状降水帯が魚骨図に見える
筋状に伸びる何本もの線状降水帯は梅雨前線に継り、多少の北上や南下を繰り返していますが、低気圧を頭にした魚骨図に見えます。
魚骨図はマインドマップに使う特性要因図と呼ばれるマップ図の一つですが、梅雨前線がこの魚骨図に見えるのです。
低気圧を魚の頭として、低気圧から継る梅雨前線を背骨、背骨から伸びる骨が線状降水帯に見えるのです。
魚骨図を気象の特性要因図として研究すれば、線状降水帯のメカニズム発生のヒントになりそうに思えるのですが? 気象関係者さん!
わが家の影響
関西では昨日から降り続く雨の影響で、今日は朝から交通機関は大混乱、電車は殆どが朝から運休、高速道路も通行止め、一般道も一部の通行止めで大渋滞、仕事にも行けず自宅待機者が多かったのではないでしょうか。
わが家では、皮肉にも大人全員が自宅待機にも関わらず、孫ちゃんが通う保育園は開園中でした。
只、通園時間に豪雨が続き、孫ちゃんだけが離れる事は、もしもの非常事態に備えると心配なので、結局お休みにして全員が自宅待機となりました。
幸い私の周辺では目立った被害はありませんが、山間部では避難勧告が出ています。
各地の被害から
各地で怪我人や遭難者が出ています。
夜になって車で実家に避難しようと出かけ、車ごと川に流された女性。
田んぼの用水路が気になって点検に出かけ、行方不明になっている男性。
水没でマンホールの蓋が取れ、マンホールに足を突っ込み怪我をした女性。
其々の思惑は違いますが 、逸る気持ちを抑え、自然現象が収まるまで行動を自粛する事が、結果的に周りの人にも迷惑をかけない事に繋がるのです。
周りの人や警察官、消防団員などが危険な場所へ立ち入る回数が増えるのです。
最後に
明日も降り続けば、全国で被害が増える可能性があります。
さらに巨大な台風が沖縄に向かって進行中です。
自然が牙をむけば人間は逆らうことはできません。
単独行動は避け、早めに集団での避難や待機を心がけて下さい。